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グッドバイ

骨噛

>>コメント返信

>>毛玉グレー様

ご感想をくださり、本当にありがとうございます。
今回は子供の初恋が描きたかったのですが、そこで最初に閃いたのがルーミアでした。
ルーミアは掴みどころがないインテリキャラと認識しているのですが、セリフが凄く書きやすかったです。

芯からの妖怪側なので、分かり合えない箇所、を書くのが凄く面白かったです。
ルーミアは妖怪ですが、だからこそ想いや愛情には強く影響を受けるのではないでしょうか。

今回で短編は一旦終了させ、竹取に集中しようと考えています。
しばらくはプラモ作りに専念すると思いますが、お待ちいただければ嬉しいです。

>>kou様
始めまして。ご感想をくださり、本当にありがとうございます。
サラバリアルとグッドバイをプレイしてくださり、本当に嬉しいです。こうしたノベルゲーは初挑戦だったのですが、良い経験になりました。
グッドバイに関しては、短く、上手く終わらせられたと思います。
宜しければ、これからも自分のゲームをプレイしてくださると、本当に嬉しいです。


友人が、グッドバイのアフターSSを書いてくれました。
エンディング後の話なので、ネタバレに注意してください。

妖怪は人間と分かり合えない箇所があるかもしれませんが、影響を与えることは出来ると思います。

宜しければ、このSSに対してご意見、ご感想をいただけると、ご友人の励みとなり、とても嬉しいです。


 ある日、ある男がその命を終えた。
 男は、教え子たちに慕われる良き教師であり、里を見回る事を欠かさぬ勤勉な人物として知られていた。。
 子供たちは悲しんだが、男の死に様が穏やかだったせいか大人たちは同じように穏やかに彼を送りだそうと、しめやかにそしてなんの悲壮感もなく事が進められてゆく。
 通夜も葬式も命蓮寺で恙なく終わり、火葬された彼の遺骨は四十九日まで命蓮寺に預けられ、その後に墓に収められる予定である。

 そんな、夜であった。
 命蓮寺の住職、聖白蓮は奇妙な気配を感じて目を覚ました。
 奇妙と言っても幻想郷ではさりとて珍しくはない、妖怪の気配である。
 命蓮寺には妖怪も数多く訪れるので、それ自体はどうという事は無い。
 ただ、こんな夜更けに訪れるとは如何なる理由であろうか。
 ここは里には近いが里では無い、食い物になるようなモノは聖白蓮自身ぐらいなものだが、彼女に手を出そうなどという身の程知らずはいないはずである。
 さては墓荒らしか、と白蓮が確かめるために障子を開ける。

 そこにいたのは、闇のような金色であった。
 闇の中にいて、闇のような服を纏っているが、闇には似つかわしくない鮮やかな金髪が目立つ。
 しかし、そんな闇とは真逆と言うべき輝きが、どうしようもないぐらいに闇と交わっていた。

「何か、用かしら?」

 白蓮は闇に問う。

「今日、葬式があったでしょう?」

 闇が白蓮に問う。

「あのご遺体ならば、荼毘に付しました」

 遠まわしに、死体を喰らおうとしても無駄だと伝える。

「知ってるよ」
「では?」
「骨が、欲しいの」
「骨を? なぜ?」
「勿論、噛むのよ」

 骨を、噛む。
 それだけを聞いて、白蓮は何も言わずに寺の奥へと向かい、彼の遺骨を持ってきた。
 理由は知らぬ、経緯も判らぬ。
 ただ、この妖怪は生前の彼と何かの縁があったのだろう。
 どのような縁なのかも定かでないが妖怪の身で人の葬儀に紛れ込む事などできようはずもない。
 だからこんな時間に訪れたのだ。
 せめて骨を噛み、故人を偲ぼうと言うのだ。

 白蓮は骨を一欠け渡す。
 遺族からすれば、妖怪に遺骨を渡すなど許されない事かもしれない。
 だが同時に、この妖怪の想いを無碍にする事も出来ぬ。
 全て己の腹の中に仕舞っておこう。
 それが聖白蓮という女であった。

 妖怪は、骨を噛む。
 カリコリと、闇の中で歯が骨を削る音だけが響く。

「ありがとう」

 妖怪が微笑んだ。
 闇そのものの様でありながら、否、闇そのものである故に己の全てを顕すような笑みである。

「良い人生だったみたいだね」
「えぇ、良き人でした」
「うん、そうだね……すごく、満たされたよ。ものすごく久しぶりに」

 妖怪は頭を一つ下げて、闇の中へ溶けるように消えてゆく。
 白蓮は彼女を見送ると、夜風に一つ身を震わせて、また布団に戻った。


 月もない夜の、二人以外に誰もしらない、静かな葬儀であった。
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